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市工連委員等を対象に、横浜市川井浄水場「セラロッカ」見学会、懇親会を実施

発行日:2019年12月02日

市工連では、11月14日(木)の午後、市工連各委員会の委員等を対象に、川井浄水場にある日本最大級の膜ろ過施設「セラロッカ」の見学会を実施し、その後懇親会を開催しました。

見学会参加者は市工連委員等20名、市工連事務局3名の計23名。日向では暑さを感じるもののさわやかな気候の下、見学会日和でした。

川井浄水場は主に山梨県道志川を水源とする浄水場で、1901年(明治34)に完成し、当初は「緩速ろ過方式」と呼ばれる浄水方法で、浄水能力は1,000㎥/日でした。1963年(昭和38)に施設を急速ろ過方式に全面改築し、浄水能力は106,400㎥/日となりました。さらに2014年(平成26)にはPFI事業でセラミック膜ろ過方式の浄水場に再整備され、浄水能力は172,800㎥/日となっています。

このPFI事業とは、民間が資金を調達し施設を建設した後、所有権を公共に譲渡し、運営は民間が行うというもので、横浜市では、戸塚駅西口の区役所の入っているビルの整備などがこの方式で行われています。

見学会では、川井浄水場八橋運営係長から概要説明を受けた後、これまでの急速ろ過方式の砂ろ過とセラミック膜ろ過の二つの実験でそれぞれの浄水の原理を確認し、実際の施設見学に移りました。

概要説明1

概要説明2

 

砂ろ過実験の様子

セラミック膜ろ過実験の様子

 

セラミック膜ろ過方式の浄水場は「セラロッカ」という名称で呼ばれ、日本最大級を誇ります。急速ろ過方式から膜ろ過方式に変わったことで、ろ過にかかる電力と薬品の使用量が半分程度になり、環境にやさしい水道システムが実現したとのことです。

セラロッカ入り口にて

セラロッカの建屋(左)と配水池(右)の間を歩く

 

セラミック膜ろ過施設

「セラロッカ」は現在メタウォーターサービス株式会社が管理運営しており、日本全国から多くの水道事業体や市内小学生の見学を受入れているとのこと。以前見学した西谷浄水場のレトロな雰囲気とは異なり、ステンレスの設備が占める水の生産工場という雰囲気の施設でした。

川井浄水場の施設概要はこちらから→ https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/suido-gesui/suido/suishitsu/josuijo/kawai/gaiyou.html

屋上に上ると、眼下に、浄水場で作られた水を貯めておく配水池の建物や、以前沈殿池やろ過池があった場所が埋め戻され芝生の広場になり、小学生の見学時にお弁当を食べる場所になっている様子が見えました。

丹沢方面を望む

 

また西側には、大山をはじめ丹沢の山々が望め、晴れていればその向こうには富士山が見えるとのこと。東側はランドマークタワーが望めました。

見学会では、水道に関係する参加者から専門的な質問が出たり、加藤事業企画委員長からは、「丁寧な説明で勉強になったし、現場を見学することができてよかった」という感想がありました。

また以前、西谷浄水場も見学している榎本市工連会長からは「西谷浄水場の方が趣があるようだ」という感想もいただきました。膜ろ過式の工場とは異なり、西谷浄水場では、広々とした浄水場を歩いて回りながら、水が沈殿池やろ過池を経てきれいになっていく様子を間近で見ることができます。

セラロッカでの記念撮影

見学後は、みなと工業会の会員である横浜駅西口のHotel The Knot Yokohamaで懇親会を開催し、普段交流のない方たち同士で、和やかに懇親が深まりました。

 

 

 

 

 

 

 

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